撮影機材の準備
持って行く機材が決まれば、その機材を準備します。持っているのもでしたらいいのですが、無いものでしたら購入するか借りるなどしなければなりません。購入する場合は余裕を持って注文しておいた方が良いですね。ぎりぎりに気が付いて注文しても間に合わないことがあります。
赤道儀 | 出来れば赤道儀を持っていきたいところです。多いのは、ビクセンのガイドパックや、タカハシの小型赤道儀などです。 南半球に行く場合は、追尾方向が逆転出来ることを確認しておきます。また、持っていく緯度で使えるか、太陽の方へ向けることが出来るか、事前に確認しておきます。 |
望遠鏡 | 屈折望遠鏡がいいでしょう。口径は出来るだけ大きい方がいいのですが、重さとの兼ね合いです。出来ればフローライトやEDレンズなどを準備したいところです。撮影時の太陽の大きさは、フィルム上で焦点距離(mm)のおおよそ100分の1になります。コロナは大きく広がっているので、何を写したいかによって焦点距離を決めます。小型屈折ですと、500mmから800mm程度の焦点距離が多いので直焦点で写すことが多いようです。拡大したい場合は(×1.4)や(×2)などのテレコンを付けて撮影します。ただし、レンズ枚数が増えるとゴーストが出る確率が高くなります。出来るだけレンズの構成枚数が少ないものの方が良いようです。最新の光学系でもレンズの間隔が広いものなどではゴーストが出やすくなります。 強拡大したい場合は、アイピースなどで拡大して撮影します。どの組み合わせでも事前にピントがでるか確認しておきましょう。 |
望遠レンズ | カメラの望遠レンズでOKです。出来ればズームでない単焦点のレンズが良いでしょう。レンズ枚数が多いとゴーストが出ます。 画質は高性能の望遠レンズであっても、天体望遠鏡の直焦点の方が良いと思います。広角で撮影する場合は特に問題ないでしょう。 |
カメラ | 撮影目的によって、カメラを選びましょう。望遠鏡に付ける場合は一眼レフになります。 |
レリーズ | 撮影時は手ぶれを防ぐため、レリーズは必要です。最近のAFカメラでは専用のレリーズしか使えないので、事前に準備を忘れないようにしましょう。 |
減光フィルター | 部分食の撮影をしない場合でも、減光フィルターは必要です。事前にピントを合わせるときに使います。ND400、D1,専用アルミ蒸着フィルターなどがあります。皆既時には、外さなければなりませんので、簡単に外せるようにしておくと便利です。 |
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